MV「天翔」は、
夜の中にある孤独や痛みを抱えながらも、
それでも空へ向かって進もうとする決意を描いた作品です。

ただ明るい希望を歌うのではなく、
暗闇の中で、まだ消えていない意志を描きたかった。

立ち止まった場所から、
もう一度顔を上げる。

このMVには、
そんな静かな強さを込めています。


夜の中で見えるもの

夜の街には、
たくさんの光があります。

けれど、その光はいつも優しいものとは限りません。

眩しすぎる光。

届かない場所にある光。

自分だけが取り残されたように感じる光。

人が多い場所にいても、
孤独を感じることがあります。

賑やかな街の中で、
心だけが静かに沈んでいく夜があります。

「天翔」で描きたかったのは、
そうした夜の中に立つ人の姿です。

強いふりをしているわけではない。

平気なふりをしているわけでもない。

それでも、まだ終わりたくないと願っている。

その気持ちを、映像の中に残しました。


空へ向かうということ

「天翔」という言葉には、
ただ空を飛ぶという意味だけではなく、
今いる場所から上へ向かおうとする意志を込めています。

現実は、簡単には変わりません。

痛みがすぐに消えるわけでもない。

迷いが一瞬で晴れるわけでもない。

それでも、人はどこかで決める瞬間があります。

このまま沈んでいたくない。

もう一度、自分の足で進みたい。

まだ見えない場所へ向かってみたい。

空へ向かうということは、
苦しみをなかったことにすることではありません。

痛みを抱えたままでも、
少しずつ顔を上げていくこと。

「天翔」は、その一歩を描いた作品です。


ギターが鳴らす、心の奥の衝動

このMVでは、
ギターの存在がとても大切です。

言葉では言い切れない感情。

胸の奥に溜まった痛み。

叫びたくても叫べなかった想い。

そうしたものを、
ギターの音が代わりに鳴らしてくれる。

音楽には、
説明しなくても伝わる瞬間があります。

歌詞だけでは届かない感情を、
音が引き受けてくれることがあります。

「天翔」の中にあるギターは、
ただの演奏ではなく、
心の奥にある衝動そのものです。

静かな夜の中で、
まだ消えていない熱を鳴らす。

その感覚を大切にしました。


孤独の中にある決意

孤独は、必ずしも弱さではありません。

誰にも分かってもらえない時間の中で、
自分自身と向き合うことがあります。

本当は何を求めているのか。

何を失いたくないのか。

どこへ向かいたいのか。

そうした問いは、
明るい場所よりも、
むしろ夜の中で浮かび上がることがあります。

「天翔」は、
孤独をただ悲しいものとして描いた作品ではありません。

孤独の中でしか見えない決意。

誰かに見せるためではなく、
自分自身のために立ち上がろうとする心。

その強さを描きたかったのです。


IKPROJECTとして描きたかったもの

IKPROJECTが描きたいのは、
痛みのない綺麗な世界ではありません。

傷ついたままでも、
迷ったままでも、
それでも前へ進もうとする人の姿です。

夜。

孤独。

喪失。

そして、再生へ向かう小さな光。

「天翔」は、
IKPROJECTの中でも、
前へ進む意志が強く表れた作品です。

やさしく寄り添うだけではなく、
背中を押す力。

沈んだ心を、
もう一度空へ向ける力。

この曲とMVには、
そんなエネルギーを込めています。


見てくれたあなたへ

もし今、暗い夜の中にいるなら。

自分だけが止まっているように感じているなら。

このMVが、
ほんの少しでも顔を上げるきっかけになれば嬉しいです。

すぐに強くならなくていい。

すぐに答えを出さなくてもいい。

それでも、
心のどこかにまだ空を見上げる気持ちが残っているなら、
人はもう一度歩き出せる。

「天翔」が、
あなたの中にある小さな決意を、
静かに照らす作品になれたら嬉しいです。


Music Video

MVはこちらからご覧いただけます。

「天翔」Official Music Video
MVを見る

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