音楽は、流れ始めれば数分で終わります。
けれど、その数分の中に込めた想いや、作品を作っていた時に見えていた景色まで、そこで消えてしまうわけではないと思っています。
IKPROJECTでは、一つの楽曲が生まれたあとも、ジャケット、Music Video、そしてCDなど、さまざまな形へつなぎながら、その作品が持つ世界を残していくことを大切にしています。
2026年9月は、改めてそんなことを感じる月になっています。
一曲が、別の形へつながっていく
楽曲を完成させ、配信する。
以前は、それだけでも一つの大きなゴールでした。
けれど今は、曲が完成したところから、また別の表現が始まっていくように感じています。
一枚のジャケットにすることで、音から見えていた景色が一つのビジュアルになる。
Music Videoにすることで、歌詞の中にあった感情が、人や場所、時間を持った物語になる。
そしてCDという形にすることで、それぞれ別々に生まれた楽曲が、一枚の作品としてつながっていく。
同じ曲でも、形が変わることで見えてくるものがあります。
9月に届ける4つの作品
9月は、4つの楽曲を順次届けています。
9月7日『Still Believe』
9月14日『戻らぬ予感』
9月21日『あの日の空は』
9月28日『ただ君を離さない』
『Still Believe』は、深く傷ついたあとも、痛みを消すのではなく、自分自身と未来をもう一度信じようとする作品。
『戻らぬ予感』は、叶わないと分かっていても、そばにいたいと願ってしまう葛藤を描いた作品。
『あの日の空は』は、自分から別れを選んだ相手を振り返り、後悔と感謝を抱えながら「愛していた」と静かに閉じていく作品。
そして『ただ君を離さない』は、本気で好きになった人を簡単には諦めたくないという、若く強い恋心を描いています。
同じ9月に届ける4曲でも、そこにある感情はそれぞれ違います。
信じること。
戻れない恋。
過ぎた時間への後悔。
そして、離したくないという想い。
一曲ずつ違う物語だからこそ、それぞれを一つの作品として丁寧に残していきたいと思っています。
Music Videoとして残す
9月7日には、MV10『一縷』を公開しました。
『一縷』で描いたのは、絶望や喪失の底に残る、ほんのわずかな希望です。
楽曲だけでもその想いは存在しています。
けれどMusic Videoでは、故郷へ戻るKAEDE、幼い頃に残した「将来歌手になりたい」という言葉、そして未来へつながる桜を通して、その想いを一つの物語として描きました。
音楽を映像にすることで、言葉だけでは見えなかった時間や景色まで残すことができる。
今回の『一縷』を制作しながら、そのことを改めて感じました。
IKPROJECT MV10『一縷』
CDという形で残す
現在、IKPROJECTではMusic Videoや新しい楽曲の制作と並行して、CD作品「RESONANCE」シリーズの制作も進めています。
今は音楽を配信で聴くことが当たり前になりました。
好きな時に、好きな場所で、すぐに聴くことができる。
それはとても便利で、IKPROJECTにとっても大切な届け方です。
その一方で、曲を選び、曲順を考え、ジャケットを作り、一枚の作品として手元に残すことにも、別の意味があると思っています。
一曲ずつ生まれてきた作品が、一枚のCDの中で新しい流れを持つ。
それは、単に楽曲を集めるということではなく、その時期にIKPROJECTが何を作り、何を感じていたのかを残すことでもあります。
作品を、その瞬間だけで終わらせない
曲を作る。
ジャケットを作る。
映像を作る。
CDとしてまとめる。
形は違っても、その中心にあるのは同じ作品です。
音楽は数分で終わります。
けれど、その曲を聴いた時に感じたことや、誰かの記憶と重なった瞬間は、もっと長く残ることがあります。
だからこそIKPROJECTでは、完成した作品をその瞬間だけで終わらせず、できる限りさまざまな形で残していきたいと思っています。
これからも、一曲一曲の中にある感情や物語を大切にしながら、その作品だからこそできる形を探していきます。
2026年9月も、IKPROJECTの音楽をよろしくお願いいたします。
IKPROJECT





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