2026年10月31日、IKPROJECT
『Masquerade of love』をリリースします。
タイトルにある「Masquerade」は、仮面舞踏会。
けれど、この作品で描きたかった「仮面」は、舞踏会の中だけにあるものではありません。
私たちは日々の生活の中で、いくつもの顔を使い分けながら生きています。
仕事で見せる顔。
誰かの前で見せる顔。
強く見せようとする自分。
本当は苦しいのに、「大丈夫」と言う自分。
人は時に、社会の中で生きていくために、自分自身へ仮面をつけます。
『Masquerade of love』は、そんな「演じる自分」と、その奥にいる本当の自分との間で揺れる心を描いた作品です。
人は、いくつもの顔を持っている
人には、一つだけではない顔があります。
家族の前にいる自分。
友人といる時の自分。
仕事をしている時の自分。
一人になった時の自分。
それぞれが少しずつ違っていても、それは必ずしも嘘ではありません。
場所や相手に合わせながら生きることは、社会の中では必要なことでもあります。
弱さを見せられない時。
感情を抑えなければならない時。
本当は疲れていても、笑わなければならない時。
私たちは知らないうちに、「今ここで求められている自分」を演じていることがあります。
この作品でいう「仮面」は、誰かを騙すためだけのものではありません。
自分自身を守りながら生きていくための、もう一つの顔でもあります。
仮面をつけることは、弱さではない
仮面という言葉には、どこか否定的な印象があります。
本当の自分を隠している。
偽っている。
演じている。
でも、人はいつでもすべての感情をさらけ出して生きられるわけではありません。
苦しくても仕事へ行かなければならない日があります。
誰かを心配させたくなくて笑うこともあります。
傷ついていても、それを見せずに前へ進まなければならないこともあります。
そんな時に身につける仮面は、その人が生きていくために必要だったものかもしれません。
『Masquerade of love』では、仮面を単純に「悪いもの」として描いていません。
むしろ、
「なぜ、その仮面が必要だったのか」
という部分を大切にしています。
愛があるからこそ、演じてしまう
この作品のタイトルには「love」という言葉があります。
けれど、『Masquerade of love』は、恋愛だけを描いた作品ではありません。
人は、誰かを意識するからこそ、自分を演じることがあります。
嫌われたくない。
期待に応えたい。
大切な人を傷つけたくない。
本当の弱さを見せたら、離れていってしまうかもしれない。
そんな気持ちから、自分を少し違う姿に見せてしまうことがあります。
愛があるから素直になれることもあれば、
愛があるからこそ、本当の自分を隠してしまうこともある。
その矛盾も、この作品の中にあります。
恋愛でも。
仕事でも。
社会の中でも。
人は誰かとの関係の中で、自分自身を少しずつ形作っていきます。
だからこそ『Masquerade of love』は、「恋の仮面舞踏会」であると同時に、「人生の中で身につけてきた仮面」を描く作品でもあります。
「素顔を見せられない」
この作品で大切にしている言葉があります。
「雨に抱かれても 素顔を見せられない」
雨に濡れても。
ひとりになっても。
まだ、仮面を外すことができない。
それほど長い間、「誰かに見せる自分」を演じ続けてきた人もいるかもしれません。
そして、その時間が長くなるほど、
どこまでが演じている自分で、
どこからが本当の自分なのか、
自分自身でも分からなくなることがあります。
歌詞には、
「鏡に映る 二つの顔」
という言葉も登場します。
鏡の前に立った時に見えるのは、一人の自分。
それでも心の中には、二つの顔がある。
外へ向けて見せている自分。
そして、誰にも見せていない自分。
その二つの間にある苦しさを、この作品では描いています。
無言の叫び
『Masquerade of love』には、
「胸に抱きしめる 素直な想い」
「無言の叫び 届かないまま」
という言葉があります。
心の中には、本当は伝えたいものがある。
でも、声にすることができない。
誰かに分かってほしいのに、自分からは言えない。
そんな時があります。
何も言わない人が、何も感じていないとは限りません。
笑っている人が、本当に幸せだとも限りません。
強く見える人ほど、その奥に誰にも見せていないものを抱えていることがあります。
だからこそ、この作品では、表に見える姿だけでは分からない人の心を大切にしています。
仮面の奥にも、確かに感情があります。
仮面・薔薇・月夜
『Masquerade of love』のビジュアルでは、仮面、薔薇、月夜を大切にしています。
この作品で主役にしたのは、人ではなく「仮面」です。
仮面は、装うこと。
社会の中で見せている顔。
そして、生きるために身につけてきたもう一人の自分。
薔薇は、その奥に残る愛や感情。
月夜は、昼間には隠していた自分と向き合う時間。
華やかな舞踏会を思わせる世界の中に、少しの孤独と静けさを残しています。
表面だけを見れば、美しい仮面。
けれど、その奥にいる人は何を感じているのか。
その見えない部分まで想像してもらえるビジュアルにしています。
仮面を外せば、それですべて解決するわけではない
「本当の自分で生きよう」
という言葉は、とてもきれいです。
でも現実には、いつでも完全な素顔だけで生きることは難しいと思います。
社会の中では、必要な顔があります。
守らなければならないものもあります。
だから、この作品は、
「すべての仮面を捨てよう」
という歌ではありません。
むしろ大切なのは、
仮面をつけている自分も自分自身であることを知りながら、その奥にいる本当の自分まで見失わないこと。
自分は本当は何を感じているのか。
何が苦しいのか。
誰を愛しているのか。
何を大切にしたいのか。
他の誰にも見せられなくても、自分自身だけは、その声を聞いてあげること。
それが、この作品で描きたかった「本当の自分と向き合う」ということです。
夜明けまで踊り続ける
歌詞の中では、何度も「踊る」という表現が登場します。
仮面舞踏会のように踊り続ける。
それは華やかな場面であると同時に、
演じ続けることから簡単には降りられない人生そのものにも重なります。
それでも夜には、いつか夜明けが来ます。
仮面をつけたままでも。
迷いながらでも。
人は少しずつ、自分自身の姿と向き合っていくことができます。
『Masquerade of love』は、仮面の奥にある本当の自分を見つめながら、そこからもう一度生きていくための作品でもあります。
楽曲配信
IKPROJECT
『Masquerade of love』
https://distrokid.com/hyperfollow/ikproject/masquerade-of-love
誰かの前で、いつも強くいようとしている人。
本当の気持ちを言えずにいる人。
仕事や社会の中で、もう一人の自分を演じ続けている人。
そして時々、
「本当の自分はどこにいるんだろう」
と思うことがある人。
『Masquerade of love』が、仮面を否定するのではなく、その奥にいる自分自身の声を少しだけ聞くきっかけになれば嬉しく思います。
IKPROJECT






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